『雪の練習生』(多和田葉子著、新潮文庫) 不思議な世界設定、面白かった。多和田葉子、ハマりそう。(抜き書きとか追記します、多分)
『死をポケットに入れて』(河出文庫、チャールズ・ブコウスキー) ベッドに入って部屋の電気を消すのが朝4時。5時間後にけたたましいアラームで飛び起きる。 22時頃に仕事を終えても、夜は長い。 そのタイミングで冷たいビールを飲みたいとは常々思うけれど…
岩井海岸で夕日を待つ3人 居酒屋やバーなんかでテーブルを挟んで人と正対するよりも、カウンター席に横並びで座ったほうが話しやすかったりする。 人と、できれば長い距離をうだうだと歩くことにはそんな横並びのカウンター席に近い愉しみがあるかもしれない…
「火の鳥」の異名を持つアカショウビン(写真提供:岩辺年晴) 2016年にロンドン・ビジネススクール教授リンダ・グラットンの『LIFE SHIFT』(邦訳は東洋経済新報社)が話題を呼び、日本でも省庁や企業組織が積極的に用いるなど「人生100年時代」の標語が定…
「発達障害」の自覚者が爆発的に増えている。しかし、今も昔も彼らは変わらずいたはずだ。今「障害」と名前のつかないことにも、これから名前がついていくのではないかと思っている。そんなことについて書いた記事です。
ジョージ・オーウェルのデビュー作『パリ・ロンドン放浪記』の書評記事です。
ニュージャーナリズムの旗手・沢木耕太郎の代表作『テロルの決算』の書評記事です。
もうここ数年、毎日爆発しそうなのに、これをどうやって対外的に説明すれば良いのか分からずに内側にとどめておくしかない状況が続いている。
「死ぬくらいだったら、その前に…」最近の行動原理はこの考えに基づいている。私の知る限り、人生で最も投げやりな時間を過ごしている。取り返しのつかないところまで来た。
よく「広い世界、宇宙のことを考えたら自分の悩みなんてちっぽけだ」みたいなことが言われる。個人的には、これには一度も納得できたことがない。言わんとしていることは分からなくもないけど、そんな神みたいに俯瞰した視点は持ち合わせてないし、それどこ…
「今日人生が変わるかもしれない」毎日そう期待してあちこち歩いて、漂っていた20代の前半。
26歳になった。23歳くらいの頃、今みたいな日々時間のことをいつか振り返ったときに、「あのときはひどい暗黒時代だった」なんて笑うのだろうと思っていた。でも、本当に絶望の中にあるとき、そんなふうに這い上がる想像もできないことを知った。思いの外、…
当ブログ『さぐりさぐり、めぐりめぐり』の理念についての解説記事です。この世界で起こる出来事はすべて関連し、依存して成立しています。不自然な豊かさの享受と理不尽な苦境を強いられる世界の分断。一人ひとりの認識を拡張するメディアとしての宣言をこ…
宮澤賢治ゆかりの地・岩手県と個人的な体験について書きました。美しい自然からは多くの着想が得られます。それ故に宮澤賢治をはじめ、多くの文化人を排出しているのが岩手県です。岩手県や自然に興味のある方にオススメの記事です。
大衆の政治や経済への無関心が騒がれる今日。「新聞やニュースを見なきゃとは思ってるけど難しい」本音はこんなところではないだろうか?初心者が世の中に関心を持つためにジャーナリストはどうするべきか書きました。
コンプレックスや弱さはどうしてもネガティブに捉えてしまうもの。しかし、その脆弱さには新たな強さのヒントが詰まっています。弱さや障害に悩む方にオススメの記事です。
情報操作が騒がれる昨今のマスコミによる報道ですが、実のところを言えばそこには意外な加担者がいます。取材の難しさについて書きました。メディアやマスコミ、報道に興味のある方にオススメの内容です。
季節に紐づいて思い出すことはないだろうか。そんな記憶と場所、その運命についてちょっと真剣に書いてみた。
アランの『幸福論』についての記事です。巷に溢れる啓発本のどれを読んでも本質をつかめないということはないでしょうか?93つのプロポ(断章)によって徹底的に解説された「幸せ」を存分に学んでみるのも良いかと思います。「幸せの本質」を知りたい人にオ…
10月から通っている毎日新聞社とGARDEN主催の毎日ビデオジャーナリズムラボ。市民ジャーナリズムにおける映像表現を学ぶ全6回の連続講座も折り返し地点。最終回に向けて各々が卒業制作に向けてトピックを決めて取材・撮影の準備に取り掛かっている卒業制作は…
人が生きる上で悩み苦しみは絶えないもの。その苦痛の正体が仏教でいう「渇愛」である。束の間の出来事に気をとられ続け、心はいつまでも満足できない。悶々としているすべての方におすすめの記事です。
読書嫌いだった筆者が本を読むようになった理由と意義について書きました。本は読みたいけど苦手という方におすすめの記事です。
太宰治の代表作『人間失格』についての記事です。救いようのないような一人の男の手記を読み進めていると、どこからか共感が湧いてくる。人は誰しも狂気を持っているのではと思わされます。
『アルケミスト』で有名なパウロ・コエーリョのデビュー作『星の巡礼』の書評です。実体験に基づいた物語には人生の教訓が溢れています。パウロ・コエーリョやスペイン巡礼に興味のある方におすすめです。
マルクス、エンゲルスの共著『共産党宣言』についての記事です。共産主義についてあまり知識のない人にオススメの入門記事です。
2018年の年明け早々、東京メトロ東西線早稲田駅にほど近いシェアハウスに引っ越した。上京して7年目にしてはじめての23区、住みなれた多摩地区からの移動であり、はじめて降りる駅ではあったものの意外なほどの速さで順応している。 前々から人生の大きな節…
去年の10月から12月にかけての3ヶ月、自動車工場で派遣工として働いていた。毎週土曜日の編集・ライター養成講座に出席するため、東京で暮らしながらガッツリ貯金をできそうな求人を探していたところ、「寮費無料」「月収31万以上」という文字が目についた。…
めまぐるしい日々の中で、身体的にも精神的にも磨耗し、それでも生きていかねばと奮いたたせる日々。気づけば視野は限定され、「身の周りだけが世界なのだ」と自分で納得している。そんなことに気づいてハッとすることがある。今このときも、かつて旅したあ…
徳谷柿次郎さんが企画された「パラレル親方」のキックオフイベントに参加して来ました。イベントの趣旨と個人的な参加動機や意義をまとめた記事です。ライターや編集者に限らず、自身のレベルを上のステップに引き上げたい方は必読です。
生まれてはじめて【動画】を自作した。細かく分けて言えば、構成・撮影・編集(主演)という工程を一通り。 昨年あたりから、タブーに切り込むカナダ発のWEBメディアVICEに魅了され、動画という表現方法の訴求力に興味は持っている。言葉や写真という手段に…