26歳
26歳になった。
23歳くらいの頃、今みたいな日々時間のことをいつか振り返ったときに、「あのときはひどい暗黒時代だった」なんて笑うのだろうと思っていた。でも、本当に絶望の中にあるとき、そんなふうに這い上がる想像もできないことを知った。思いの外、暗闇は続いている。
こんなに20代が死にたくて、眠たい時間になるとは思わなかった。
「そろそろ、人生について真面目に考えた方がいいんじゃないの?」
言葉の矢で四方から射抜かれて、心のある場所から気力や意欲の血は漏れ出して、自分が自分のまま歩けるようにと励ますポストに今はとても立てなそうだ。
時間が経つ。こぼれていく。それは可能性だった。
死ぬことばかり考えてしまうのは きっと生きる事に真面目すぎるから*1
ここまで来てはじめて、「“死にたい”と言う」という行為が「(本当は)生きたい」と同義なんだということを理解した。
生きる事には真面目なつもりなんだけどね。
*1:僕が死のうと思ったのは / Amazarashi