さぐりさぐり、めぐりめぐり

借り物のコトバが増えてきた。

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【さぐりさぐり、めぐりめぐり】足元を照らす旅

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このブログのタイトル【さぐりさぐり、めぐりめぐり】の意味をいつか文章にして説明したいと思っていた。これは迷走の一途をたどっているように映っているであろう自分の対外的な説明であり、20代前半を通してそれなりに出来上がってきた人生のビジョンの表明である。

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『言葉の流星群』とイーハトーヴォの旅

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「ケンジさんのお家の見学ですか?」

突き抜ける青空で雪原がまぶしい201815日の北上平野。東北本線花巻空港駅で降りて、東へまっすぐ歩いていく。南北へまっすぐ伸びた国道4号線を渡ると低いフェンス越し、わずかにそれが滑走路だと確認できる。そのうち真っ赤な機体が頭上を通って着陸する。15分も歩いただろうか、滑走路の隣にあるのが花巻農業高等学校だ。まだ冬休み期間ではあるはずだが、体操着の少年少女が息を切らして走っている。

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「難しくてニュースがわからない…」素人ジャーナリストの取材2.0

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「新聞読んでる?」

「ああ、まあね(スポーツ欄くらい)」

世の中のこと、知らなきゃいけないとは思うけどニュースとか新聞を読んでても難しい言葉だらけでイマイチよくわからない。低い選挙の投票率や減少の止まらない新聞の購読数。本当のところ、ぼくも投票に行っていなければ新聞もとっていない。情報はもっぱらTwitterの各ニュースアカウントから流れてくる投稿で、気になる見出しのものだけ開いて読んでいる。

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弱さの直視が新たな強さの契機に。『フラジャイル』より

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シンデレラがなくした片方の靴は、全世界の神話伝説が秘める「欠けた王あるいは弱足の物語」を継承する。


「今日も事態は好転しなかった」と頭を掻いては仕事に停滞感を感じていた頃、「まだまだ踏ん張って飛躍するんだ」という想いとは裏腹に「次に休みができたらどこに行こうか」という現実逃避が頭に占める割合を膨らませていた。

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カメラの前では誰でも役者。しかるべき被写体像に寄せに行ってない?

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ナイター中継を気にしながら家族で夕食を囲む夜7時。そこに突然鳴る電話の呼び出し音。慌てて受話器を取った母親の声は5秒前のそれと明らかに違う。

この違和感を少年時代に多くの人が一度は抱くことと思う。

それは受話器の向こうにいるおそらく知らないであろう人に向けて用意された母の外向けの声であった。電話に限らず、気づけば人は多くの“しかるべき対応”を身につけているものである。

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場所と運命〜東北の春の記憶より〜

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ある季節がやって来るたび、特定の出来事がフラッシュバックされることはないだろうか。匂いや音楽によって蘇る記憶だってあるかもしれない。そんなものを季節と称しても良いだろう。とりわけ、春には年度のピリオドによるイベントが一挙に行われる。

悲しかった別れ、嬉しかった離散、期待に胸を弾ませたスタート、不安でいっぱいだった始まり。

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【『幸福論』アラン】不幸になるのは簡単、幸せになることは難しい

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不幸になるのは何もむずかしくない。ほんとうにむずかしいのは、幸福になることだ。

 

またひとつ大切な本に出会った。最近は「幸福」とか「苦悩」とか、なんだか抽象的で大きなテーマの本ばかり読んでいる。図書館も時間も比較的自由に使える学生のうちからこんな本を読んでおけばよかったと思わないでもないが、無数の本の海からこの本を手に取ったのが今なのであれば、それが自分の読むべきタイミングなのだろうと納得もしている。

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