【抜き書き】ジャックが誰だかわかるはず──『死をポケットに入れて』(ブコウスキー)

ベッドに入って部屋の電気を消すのが朝4時。5時間後にけたたましいアラームで飛び起きる。
22時頃に仕事を終えても、夜は長い。
そのタイミングで冷たいビールを飲みたいとは常々思うけれど、自制している。
お酒を飲むと眠たくなったり、気が散漫になって、本が読めなくなるから。
続きを読む『パリ・ロンドン放浪記』ーー光の側からは見えない貧しさに言葉を充てがう

キエフの中央駅にほど近く、通りから見ると半地下になった安いアラブ料理の食堂で何時間もチャイを片手に『パリ・ロンドン放浪記』(岩波文庫)を読んでいた。『一九八四年』(ハヤカワepi文庫)『動物農場』(角川文庫)で知られるイギリスの文豪ジョージ・オーウェルが若き日に身を置いた底辺生活のルポルタージュである。
続きを読む変えられるもの、変えられないもの

よく「広い世界、宇宙のことを考えたら自分の悩みなんてちっぽけだ」みたいなことが言われる。個人的には、これには一度も納得できたことがない。
言わんとしていることは分からなくもないけど、そんな神みたいに俯瞰した視点は持ち合わせてないし、それどころか自分は自分の悩みとか自意識にいつも内側から圧迫されて破裂しそうになるよ。



